ケーキとしては基本の
「イチゴショートケーキ」
作りたくないですか?
でも、ケーキ作りの本を読んでも、デコレーションについてはほぼ書いてないですよね。
この記事では、生クリームを塗って、イチゴを飾り付ける「デコレーション」について解説します。
熟練が必要な部分もありますが、基本的な部分を学んでいきましょう。
なお、スポンジの作り方は↓この記事を読んでください。
この記事で分かること
- スポンジの切り方
- 生クリームの特徴と泡立て方
- ケーキのデコレーションの仕方
もくじ
スポンジケーキのデコレーションのやり方
イチゴのデコレーションケーキの作り方の解説をしていきますね。
それぞれの分量と、使った道具などは最後にまとめて紹介してあります。
スポンジケーキのスライス
スポンジケーキを焼いたら、その後しっかり6時間ほど冷まします(常温でいいです)
あたたかいままだと生クリームが溶けて失敗の原因になりますのでしっかり冷ましてくださいね。
冷めたら、スポンジケーキを、横半分にスライスします。
スライスするときのコツは、
先に外周を3センチぐらいぐるっと切る
という手順を踏んだ後に、全体を半分に切るとやりやすいです。
なお、私はこのスポンジ切るのが超苦手なんですが、多少失敗してもクリームででこぼこはごまかせるのであまり気にしないようにしましょう。
素人はおいしく食べられればいいんです!←自分に言い聞かせる
そもそも基本的に、失敗してもあんまり気にしないでいいです。ケーキは難しいから失敗してもいいのよ…←自分に言い聞かせる
生クリームを泡立てる
生クリームを泡立てていきます。
基本的に生クリームは売ってるときは液体の状態です。
泡立ててある生クリームも売っていますが、どこの店にでもあるわけではないので、液体の状態のものが入手しやすいです。
生クリームの種類についても解説しておきますね。
生クリームの種類
泡立っている生クリームがこちら。
泡立っていないタイプは大体200cc入った紙パックの状態で売っています。
純乳脂肪の生クリームは、動物性。牛乳から作られたものです。
植物性は牛乳を使っておらず、植物性の油から出来ています。
売り場で見ると、値段が全然違って植物性が安いです。
どちらを選ぶかはお好みで。
動物性は泡立てすぎると固まってバターになるという特徴があり、植物性はどんなに泡立てても固まりませんが濃厚さに欠けます。
私は、両方を混ぜて使うのが一番好みです。
生クリーム泡立てのコツ
さて、泡立てていきますね。
液体の生クリームをボウルにあけ、ボウルの底を氷水に当てながら泡立てます。
冷たくすることできめ細かい生クリームが作れます。
泡立て具合は、本来、スポンジ全体に塗るクリームはゆるめに、絞り出しに使うクリームは固めに、と言われるのですが、私は素人なので固めに泡立てたクリームで全部やってしまいます。
こだわる人は、塗る分は8分立てに、絞り出しは9分立てにします。
8分立ては、ハンドミキサーを持ち上げたときに、生クリームが角のようにぴよっと立ち上がるのですが、その角の先が曲がる程度、9分立てはしっかり角が立って曲がらない程度です。
9分立てになってもさらに泡立て続けると、純乳脂肪ならバターになるので気をつけましょう
スポンジにシロップを塗る
クリームをスポンジに塗る前に、シロップを塗ります。
この工程があることで、ケーキがしっとりおいしくなります。
また、スポンジを切ったときに断面にスポンジくずが出来てしまいますが、それを落ち着かせることができるのでクリームが塗りやすくなります。
香り付けに洋酒を入れることになっていますが、もし洋酒のにおいが気になるというのであれば、洋酒を入れないで砂糖水でもいいです。
小さな子がいたら洋酒は避けた方がいいかもしれませんね。アルコールは沸騰させて飛ばしますが、においは結構きついので。
イチゴを洗って切る
イチゴは洗ってへたを取っておきます。
イチゴの選び方ですが、小さめの形のきれいなものを買っておきましょう。
21センチケーキなら2パックくらいは使います。
へたを取ったイチゴは、形のいい物をデコレーション用に選別して残った分は真ん中に挟む用にします。
挟む用のイチゴの切り方は、縦に半分に切るか、イチゴが大きいようなら3枚か4枚の縦スライスにします。
スポンジにクリームを塗る
いよいよ泡立てたクリームを塗っていきます。
半分に切ってシロップを塗ったスポンジにぼてっと落として、パレットナイフで塗っていきます。
この時、回転台があると便利ですが、そうそうあるものでもないので、根気よく皿を回しながら塗っていきましょう。
塗ったらスライスしたイチゴを並べ、その上にまた生クリームをぼてっと落としてパレットナイフでイチゴの隙間を埋めるように塗ります。
そして、残りのスポンジもシロップを塗って重ねて、表面と側面に生クリームを塗ります。
きれいに塗るのはとても難しいです。ここは、何度も作って練習するしかありません。
がんばってください。
絞り出し袋でデコレーション(飾り付け)
全体的にクリームを塗れたら、デコレーション(飾り付け)していきます。
絞り出し
絞り出し袋に生クリームを入れます。
コップなどを用意して、絞り出し袋を置きたいときはそこに立てるようにします。
入れているときに先からこぼれないように、口金部分に絞り出し袋の一部を詰め込んでから入れます。

なおこの写真は使い捨ての絞り出し袋ですが、クリスマスシーズンやバレンタインシーズンになると生クリームにおまけとしてついてくることがあります。
道具にこだわりがない、またはそう何度も作るわけではないのであれば、こういうのを狙ってもいいですね。
また、入れるときの注意点として、

このように大きく半分に折って手を突っ込むと、上がクリームで汚れなくて良いです。
そして、ケーキに絞り出していくわけなのですが…。
絞り出したあとにきれいに切るのが難しいと思います。
一回ちょっと押しつけたあとに口金をはなすのがコツではありますが、熟練が必要です。
練習しないと難しいと思いますので何度もやってみてください。
イチゴを飾りつける
飾る用にとっておいたイチゴを並べていきます。
この辺は、私がどうこう言うよりセンスの問題なので、自分で色々やってみてください。
個人的には私は、半割にしたイチゴが好きなので

こういう飾り方を多用しています。
冷凍ベリーミックスやバナナなどを使うのも良いですよ。

デコレーション後は冷蔵庫へ
完成したら、食べるまで冷蔵庫へ入れておいてください。
冷やすと生クリームが落ち着いて扱いやすくなります。
できたてのときはまだラップをかけない方がいいです。しっかり落ち着いたあとに保存するならラップをかけてください。
デコレーションケーキに使った材料
さて、できあがりましたが、ここでどの材料をどれくらい使うものなのか書きたいと思います。
21センチ型ケーキの場合です。
クリーム
生クリーム | 400cc |
砂糖 | 大さじ4 |
バニラエッセンス | 少々 |
シロップ(すべて鍋に入れて沸騰させる)
砂糖 | 20g |
水 | 50cc |
洋酒(ラム酒など) | 小さじ1 |
という感じです。
デコレーションケーキに使った道具
まとめ:ケーキの飾り付けはむずかしい
デコレーションケーキは、スポンジを焼いたあとも色々な技術が必要です。
- クリーム塗る
- 絞り出し
- イチゴを飾る
などは練習しないとうまく出来なかったり、センスが必要な部分もありますが、イチゴショートケーキ作れるとすごく楽しいので是非やってみてくださいね!
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