今までスポンジケーキの作り方を紹介してきましたが、ケーキの種類にはスポンジケーキの他にバターケーキというものがあります。
バターケーキというのは、バターがメイン材料のケーキのことになります。
バターケーキと言えば、代表的なのはパウンドケーキです。
この記事では、パウンドケーキの特徴と作り方を解説します。
この記事で分かること
- バターケーキはバタークリームケーキではない
- パウンドケーキの名前の由来
- 21センチパウンドケーキのレシピ
- おいしいバターにこだわるなら
もくじ
バターケーキの一種パウンドケーキとは
パウンドケーキとは、バターケーキの一種。
シンプル材料で素朴な味のケーキです。
詳しく見ていきましょう。
バターケーキ?バタークリーム?
そこそこ年齢の行った人はバターケーキを

あ、あのクリームがくどいやつね
と理解するかもしれませんが、くどいクリームのケーキは「バタークリームケーキ」であって、バターケーキとは違います。
昔は生クリームが保存性が悪かったので、バタークリームのケーキがよく売られていました。
私も食べたことがありますが、あの頃のバタークリームは正直言って、くどくて食べられたものではありませんでした。
本当においしいバタークリームケーキなら、そんなことはないらしいのですが、私の記憶の中ではかなり残念なものとして残っています。
今回はそのバタークリームケーキではなく、バターケーキの話です。
パウンドケーキって何?名前の由来は?
パウンドケーキは、小麦粉、バター、砂糖、卵を1パウンド(453グラム)ずつを混ぜて焼くというのが名前の由来となっているお菓子です。
全て同じ量ということになります。
ただし、1パウンドずつ材料を使うとなると、膨大な量になるので、実際に作るときはもっとやりやすい分量にします。
また、カトルカールというお菓子もあるんですが、これは「4分の1が4つ」という意味のフランス語で、小麦粉、バター、砂糖、卵を4分の1ずつ使うということになり、考え方としてはパウンドケーキの語源と同じです。
つまり、カトルカールとパウンドケーキは同じものです。
意味から考えると、カトルカールの方が実状に近いのかなと思いますね。
21cmパウンドケーキの作り方
パウンドケーキの作り方は以下の通りです。
パウンドケーキ 分量(長辺が21センチの型)
無塩バター | 150グラム |
---|---|
卵 | 3個分 |
砂糖 | 150グラム |
薄力粉 | 150グラム |
ベーキングパウダー | 小さじ1 |
ラム酒 | 大さじ1(においが気になるなら牛乳で代用可) |
パウンドケーキ作り方
準備
- バターを室温に戻しておく(急ぎならレンジで20~30秒。指で押したらくぼむくらいの柔らかさに)
- パウンドケーキ型にクッキングシートを敷く(素材によってはいらない場合があります)
- オーブンを180度にあたためる
作り方
- バターをボウルに入れ、ハンドミキサーで柔らかくする。砂糖を加えて白くなるまで混ぜる
- 溶き卵を少しずつ加え、その都度しっかり混ぜる
- 薄力粉とベーキングパウダーを一緒にふるいながら加え、ゴムべらに持ち替えてさっくり混ぜる
- ラム酒を加えて混ぜる
- クッキングシートを敷いた型に流し、真ん中が凹むようにならす(アイキャッチ画像のようにアーモンドを散らすならここで)
- 180度のオーブンで40分焼く
- 竹串で刺して生地がついてこなければ焼けているので、型から出して乾いたふきんをかけて冷ます
卵を少しずつ…?
卵を混ぜるとき、少しずつと書いてありますが、3個のうち最初の1個だけ半分ずつ加えて都度しっかり混ぜれば、残りの2個は1個ずつ加えては混ぜ、とやれば大丈夫です。
少しってどれくらい? ってなると思いますので、そういう感じでやってみてください。
くれぐれも、その都度しっかり混ぜてください。
焼いたあと2~3日置いた方がおいしい
バターケーキは、焼いてすぐ食べるよりも焼いた後数日置いた方がおいしいといわれています。
しっかり冷めてから、乾燥を防ぐため袋などに入れて、常温で保存してください。
1週間くらいはおいしく食べられます。
この記事で使った道具
まとめ:パウンドケーキはバターケーキの一種で日持ちする
パウンドケーキは日持ちするバターケーキの一種で、材料をすべて同じ分量で使うのが特徴です。
素朴な味でおいしいのでぜひ作ってみてくださいね~・
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あなたが楽しくお菓子作りを続けられますように。
