今までスポンジケーキの作り方を紹介してきましたが、ケーキの種類にはスポンジケーキの他にバターケーキというものがあります。
バターケーキというのは、バターがメイン材料のケーキのことになります。
ちなみに、そこそこ年齢の行った人はバターケーキを
と理解するかもしれませんが、くどいクリームのケーキは「バタークリームケーキ」であって、バターケーキとは違います。
昔は生クリームが保存性が悪かったので、バタークリームのケーキがよく売られていました。
私も食べたことがありますが、あの頃のバタークリームは正直言って、くどくて食べられたものではありませんでした。
本当においしいバタークリームケーキなら、そんなことはないらしいのですが、私の記憶の中ではかなり残念なものとして残っています。
今回はそのバタークリームケーキではなく、バターケーキの話です。
バターケーキと言えば、代表的なのはパウンドケーキです。
この記事で分かること
・パウンドケーキの名前の由来
・パウンドケーキのレシピ
・おいしいバターにこだわるなら
パウンドケーキとは?
パウンドケーキは、小麦粉、バター、砂糖、卵を1パウンド(453グラム)ずつを混ぜて焼くというのが語源となっているお菓子です。
全て同じ量ということになります。
また、カトルカールというお菓子もあるんですが、これは「4分の1が4つ」という意味のフランス語で、小麦粉、バター、砂糖、卵を4分の1ずつ使うということになり、考え方としてはパウンドケーキの語源と同じです。
つまり、カトルカールとパウンドケーキは同じものです。
ただし、パウンドケーキは1パウンドずつ材料を使うとなると、膨大な量になるので、実際に作るときはもっとやりやすい分量にします。
意味から考えると、カトルカールの方が実状に近いのかなと思いますね。
パウンドケーキのレシピ
パウンドケーキの作り方は以下の通りです。
パウンドケーキ 材料
無塩バター | 150グラム |
---|---|
卵 | 3個分 |
砂糖 | 150グラム |
薄力粉 | 150グラム |
ベーキングパウダー | 小さじ1 |
ラム酒 | 大さじ1(においが気になるなら牛乳で代用可) |
パウンドケーキ作り方
準備
・バターを室温に戻しておく(急ぎならレンジで20~30秒。指で押したらくぼむくらいの柔らかさに)
・パウンドケーキ型にクッキングシートを敷く(素材によってはいらない場合があります)
・オーブンを180度にあたためる
作り方
1.バターをボウルに入れ、ハンドミキサーで柔らかくする。砂糖を加えて白くなるまで混ぜる
2.溶き卵を少しずつ加え、その都度しっかり混ぜる
3.薄力粉とベーキングパウダーを一緒にふるいながら加え、ゴムべらに持ち替えてさっくり混ぜる
4.ラム酒を加えて混ぜる
5.クッキングシートを敷いた型に流し、真ん中が凹むようにならす(アイキャッチ画像のようにアーモンドを散らすならここで)
6.180度のオーブンで40分焼く
7.竹串で刺して生地がついてこなければ焼けているので、型から出して乾いたふきんをかけて冷ます
卵を少しずつ…?
卵を混ぜるとき、少しずつと書いてありますが、3個のうち最初の1個だけ半分ずつ加えて都度しっかり混ぜれば、残りの2個は1個ずつ加えては混ぜ、とやれば大丈夫です。
少しってどれくらい? ってなると思いますので、そういう感じでやってみてください。
バターにこだわるのなら
バターケーキと言うだけあって、バターの風味の強いケーキです。
もし、おいしいパウンドケーキを作りたいと思うのでしたら、バターにこだわってみるのもいいかと思います。
あなたが楽しくお菓子作りを続けられますように。