氷って、自宅で作るものはほぼ四角だと思いますが、丸い氷を作る製氷器も存在します。
そして、ハート型の氷を作れる製氷器も存在するんです。
今日は、子供が喜ぶハート型の製氷器の話をします。
この記事で分かること
- ハート型製氷器の構造
- 透明度の高い氷ができる秘密
- 透明氷の利点って?
もくじ
ドウシシャ「ハート型製氷器」とは

ハート型製氷器とは、文字通り、ハートの形の氷を作れるものです。
型に水を入れて、冷凍庫に入れておけば、きれいなハートの形の氷が作れます。
こちら、ドウシシャという会社のハート型製氷器です。
ハート型製氷器の仕組み

ドウシシャのハート型製氷器は4つのパーツからできています。
- 形状容器
- 貯水容器
- 断熱容器
ハート型製氷器 形状容器

形状容器はこの2つのパーツです。
ハートの形を作るのはこのパーツ。
この2つを合わせて水に沈めることで、ハートの形を作ります。
ハート型製氷器 貯水容器

貯水容器はこれ。
文字通り、水を入れる容器です。
ここに水を入れて、形状容器を沈めます。
ハート型製氷器 断熱容器

こちらが断熱容器。
形状容器をセットした貯水容器をここに入れて、冷凍庫に入れます。
もしかしたら、

冷凍庫に入れるのに断熱しちゃうの?
と思うかもしれません(私は思いました)
でも、実はこの断熱構造がかなりのネックなのです。
詳しく書きますね。
20時間かけて凍らせることで透明度の高い氷に

氷は、じっくり時間をかけて凍らせると、中の空気が抜けて透明度の高い氷が作れます。
もうお分かりですね。
断熱容器を使うのは、凍らせる速度を遅らせて、透き通ったきれいな氷を作るためなのです。
なので、このハート型製氷器で氷を作ると、20時間もの時間がかかります。
ハート氷が必要な日があるようでしたら、前日以前に仕込んでおかなくてはなりません。
用事のないときに何回も作って、保存しておいてもいいですね。
ハート氷が完成したら

完成したらこんな感じでできあがります。
型から外すには、断熱容器から貯水容器を外して、10分くらい放置して少し溶けるのを待ってから外します。
待たないと、冷凍庫から出した直後はガッチガチに凍っててビクともしません。
形状容器から外すのは、形状容器はやわらかいので逆さにして曲げると簡単に取れます。
氷の周りには、はみ出て固まってしまった部分、いわゆるバリがありますが、こちらは手で折って取ればきれいなハートになりますのでやってみてください。
透明氷の利点って?

この写真は、型から外した後に少し放置してしまったせいで空気中の水分が付着して白くなってしまいました。
でも、水で洗うととてもきれいな透明氷に戻ります。
透明であることで、きれいなのは一つの利点ではありますが、もう一つ、溶けにくいという利点があります。
中に空気が入っていない氷は、溶けにくいのです。
飲み物に入れていても、なかなか溶けないな…と実感すると思います。
ドウシシャ「ハート型製氷器」まとめ

というわけで、とてもかわいくてきれいなハートの氷が作れる製氷器のお話でした。
子供はすごい喜ぶと思いますし、カクテルなどに入れると大人も楽しいです。
これからクリスマスシーズンですし、パーティーなどで使うのも面白いです。
ぜひ、お試しください。
以前書いたカクテルの記事もご参照ください。
